国境の南、太陽の西

さよなら おやすみ またあした それじゃね

1998~2004年頃の音楽シーンはたしかに神懸っていた気がする

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photo by JMiu

 

 

ongakudaisukiclub.hateblo.jp

 読んだ。

 思わずYoutube浜崎あゆみの動画をたくさん見てしまった。はてブもたくさんついてるし、このエントリーを読んで同じように動画を見たりCDを聞き直したりした人も多いんじゃないかな。

 

 僕もなにげに浜崎あゆみは好きだったので、このエントリーに乗っかって少し書いてみる。実際は、My story以降の曲はほとんど聴いていなかったので、ファンと呼べるようなものではないんだけど。でもまぁ好きだ。

 

 初めてまともに聴いたのは「I am」が出た頃だったから、僕が高校一年生の時だった。カウントダウンTVの年越しライブで「A song is born」を歌っているところを見てとても衝撃を受けたのを今でもよく覚えてる。すぐにツタヤに借りに行った。

 

 中学生の頃も宇多田ヒカルとか鈴木あみとかと一緒に学校では大ブームというかみんな聴いてたんだけど、その頃の僕はギター少年で、B'zにどっぷりとハマり、洋楽もMr.BIGRed hot chili peppersを聴いてギターをコピーしたりしてたので、SeasonsとかLoveとか流行ってても全然聴いてなかった。テレビの音楽番組に出てたら聴くくらいだった。甲高い声で歌う、可愛いアイドルだろ?くらいにしか思っていなかった。

ひねくれてんな。

 

 で、その高校一年の大晦日に家族で紅白を見て、ゆく年くる年をみて、カウントダウンTVの年越しライブをみてダラダラとしてた時に、浜崎あゆみの歌う姿をみて感動したわけだ。この人は本気だ、と。

 

 浜崎あゆみの歌詞に共感できるかというと、まぁ性別が違うというところもあるだろうし、育った環境も違うから、どちらかというと、自意識過剰過ぎないですか?と感じるところもあるんだけど、それでも、この人は本気で生きてる人だと思えて好きだった。

 最初は、どうせアイドルだから歌詞を自分で書いてるとか言ってゴーストライターが書いてるんだろ?くらいに思ってたんだけど、歌ってるところを本気で見たら、あぁ、本人が一生懸命考えて書いてるんだろうなと納得した。彼女じゃなきゃ書けないな、と。ひねくれてんな。

 

 この頃の浜崎あゆみは、本当にみんなの心を掴んでいたような気がする。

 ヤンキーやギャル系、地味で目立たない子から普通の子、オタク、バンド野郎、インディーズや洋楽しか聴かないよという人達の心までがしっと掴むような、そんな力を持ってたと思う。その後に出てきたBump of chikenやELLEGARDEN, Radwimps, fra-foaにも同じものを感じた。まぁ、2005年頃までの話にはなるんだけど。

 

 「I am」を聴いたあと、昔の「A song for xx」と「Duty」もよく聴きこんだ。その後も「memorial address」は好きだったんだけど、「My story」あたりでなんだか違う路線に行ってしまったな、と感じてそれ以降は気持ちも離れてしまった。なんだか骨太な方向に行ってしまったなと。リンク先のブログにも書いてあったけど、やはり年齢的な理由も大きいのかもしれない、20代の半ばになって歌いたい内容も音楽も変わってきたのかなと。歌い方もなんか演歌風になってきてたしね。

 

 今思うと、一番音楽に興味を持つ中学~高校生のときが1998年から2004年だったことはものすごく幸運でラッキーなことだったんだと思う。インターネットはまだそれほど便利な時代じゃなかったけど、テレビでは音楽番組もたくさんやってたし、CDショップもたくさんあった。

 あの頃は、同じような歌手やバンドが5年後も10年後もまた出てくるだろうとか思ってて、音楽シーンも似たような感じで進むんだろうとか思ってたんだけど、結局でてこなかった。奇跡的な確率で、同時期に出てきてたのかもしれない。

 社会現象になるくらいまで影響力を持ってた音楽シーン。

 

 B'z、ラルクGLAYHi-standard、Bump of chiken、fra-foaellegardenRadwimps....

 今ではみんな僕の思ってた方向と違う路線に行ってしまったり、もう解散していたりして寂しい限りだ。

 僕の感性が結局あの頃のまま止まってしまっているのか、それとも昔はよかったなんて老害みたいな思考になってしまっているのか。サカナクションピロカルピンは好きだけど、あの頃のように気持ちが昂るかというと、そうでもない。

 

 僕の中にはやはりあの頃の音楽が染みついていて、それと似たものを求めてしまっているだけなのかもしれない。新しいものを求める気持ちはあるんだけど。

 

 今はCDが売れない時代というけれど、あの頃の浜崎あゆみのように歌を聴いた人の心をぐっと掴めるようなアーティストが出てきたら、みんなちゃんと買うんじゃないだろうか、なんて思ったりもする。僕は買うと思う。

 

 今回リンク先のエントリーを読んで、新曲のPVも観たけど、たしかにmemorial addressを思い出させる感じで久々にいいアルバムの予感もした。まぁナミビアにいるから買えないんだけどさ。itunesで買っても味気ないし。日本に帰ったらしっかりと聴いてみようと思う。

 

 「My story」以来だからほぼ10年ぶりくらいになるんだけど、僕がまったく興味を持ってなかったその10年も浜崎あゆみはアルバムを何枚も出していて、結婚や離婚もしてて、病気というか怪我もしてた。あまりいいニュースは聞かなかったような気もする。いいことよりも悪いことのほうが記憶に残りやすいだけかもしれないが。

 僕は、彼女はこの10年間をどういう風に生きてきて、どんな歌を歌ってきたのか、ということにとても興味を持った。なぜ演歌風にこぶしをきかせた歌い方になってしまったのかにも。自伝などが出たら買うんだけどなぁ。ものすごく興味がある。

 

 長々と書いてしまったので、最後に僕が本当に神懸ってるなと思う浜崎あゆみのライブビデオを貼って終わりにしたい。僕が一番好きなのは、A song for xx。

 いやこれ、ほんとすごいですよ。歌に惹きこまれる。

 memorial addressも好き。

 

 ではでは

 ごきげんよう

  

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滨崎步ARENA TOUR 2003~2004-TEDDY BEAR+ MEMORIAL ADDRESS_土豆_高清视频在线观看