ナミビアのテレビ番組でミス・コンテストを観ていた
先週の金曜日だったか土曜日だったか、ナミビアのOne Africaというチャンネルでテレビを観てたら、2015年のミスナミビアを決めるコンテストが生中継されてた。
どうせ、水着か下着みたいなのを着た黒人が腰を振ってセックスアピールして終わるんだろうなとか思ってたら、まったくそんなことはなく、普通に世界レベルで通用しそうなレディースアンドジェントルメンのコンテストで、思わず2時間全部観てしまった。まぁ、国の代表になるわけだから、そりゃそうか。
容姿も振る舞いも、地方のミス・コンテストとは全然違って洗練されてた。
コンテストの内容はよくわからなかったんだけど、なんだかファッションショーのような感じで、ナミビアのローカルアーティストがデザインした服を着て歩いたり、自分たちのお気に入りのドレスで歩いたりしていた。
あと、12人の中から上位5人が選ばれて、くじで引いた内容についてスピーチをしたりしてた。
オバマ大統領にプレゼントをあげるなら何にするかとか、ナミビアの子供が抱えてる問題についてとか。スピーチは、ナミビア旅行ツアーをあげるとか教育格差とか、まぁ一般論から外れることはなかったんだけど、声や話すときの表情も魅力的で驚いた。英語の発音も洗練された感じだったな。
どういう基準で12人の候補者が選ばれたのかわからないけど、白人、カラード、黒人と混ざっていて、黒人もいろんな民族がいて面白かった。
1位の人は、名前と顔からするとリーボスバスターズかな。何百年か前のオランダ系白人とナマ族の混血。2位の人はわからないな。ナマ族かな。3位の人は名前からするとオバンボのような気もする。
1位:Steffi Van Wykさん
2位:Lowrien Hamunjelaさん
3位:Unongo Kutakoさん
テレビを観ながら僕も順位予想をしてたんだけど、1位の人だけ意外だった。赤いドレスを着た白人の人がグランプリを獲るような気がしたんだけど。2位と3位の人は順当という感じ。
こういうのって案外もちまわりなのかもしれないけどね。黒人の次は白人とかになってて。
過去の記録もホームページに載ってるからみてたら、結構順番になってた。1990年の独立以前は白人ばっかりだね。
僕としては、テレビで見る限りは3位の人が一番魅力的で惹かれるものがあったんだけど、写真だとそんなでもないね。やっぱり動いてる中での表情や仕草なんかに魅力感じるんだと思う。
ミス・ナミビアの活動としては、国内の学校訪問や病院訪問などの慈善活動がメインになるらしいんだけど、たしかにこういう人が来てくれたら嬉しいんだろうなと思う。
ナミビアで一年半以上暮らしてきて、アフリカ的な現象にいささかうんざりしてるところがあるので、こういう洗練されたナミビア人を見ると、ほんの少し自分のやることに希望らしきものが見えて、もう少し頑張ろうかという気持ちになる。
そんなことを、役場のオフィスで考える、ナミビアの冬の終わり。
なにげにあと5ヶ月くらいか。もうすぐ春になるなぁ。ジャカランダと火焔樹を見るのが楽しみだな。
ではでは