国境の南、太陽の西

さよなら おやすみ またあした それじゃね

ナミビアで犯罪に遭わないために僕が気をつけてること等々 ②

 前回の続きです。

 

namibia-jocv253.hatenablog.com

 

各項目別に僕の気をつけてることなどを。

 

パスポート

 バッグパッカーのバイブル「深夜特急」に書いてあったんだけど、パスポートだけは絶対に肌身離さず持っておくってのは、やっぱり海外で暮らす上で基本的なマナーだと思うんだよね。寝てるときでもシャワーのときでも。旅の途中でパスポートなくなったら帰国しなきゃいけなくなっちゃうしさ。

 僕は一人旅ばっかりで、泊まるところもドミトリーだから荷物の管理はひとりで気をつけなくちゃいけなくて、パスポートはジップロックで防水にしてから腰巻きに入れて、常に身につけてる。シャワーのときは防水の袋に入れて濡れても大丈夫にして吊しておいて、寝るときは腰巻きをかなりゆるくしてストレスないようにしながら身につけてる。

 パスポートとキャッシュカードはセットにして持ち歩いてるかな。JICAとしては全部ばらばらにしてリスクを分散させたほうがいいと言うんだけど、僕はパスポートとキャッシュカードは一緒でもかまわないと思う。現金は分けておいたほうがいい。犯罪者の狙いはたいて現金だけだから。

 自宅では基本的に寝室の棚に置いてます。外出時は必ず身につける。

 

財布&現金&家の鍵

 さすがに途上国にきてヴィトンとかブルガリの財布を使ってる人はいないと思うんだけど、まぁ偽物もあふれてるし、ナミビア人はブランドとか全然知らないのでその辺は問題ないと思う。

 財布をバッグに入れて持ち歩くならなんでもかまわないんだけど、ズボンのポケットに入れようと思うと、普通の財布をズボンの後ろポケットに入れるのはやめたほうがいい。スリからするとすごく盗りやすいらしい。

 僕はたばこケースみたいな布袋に200ドルくらい入れて前ポケットにねじ込んでる。直接ポケットに入れるんでもいいんだけど、ぐちゃぐちゃになっちゃうんだよね。ジップロックに入れてポケットにねじ込んでおくのもいい。破れるけど。

 ズボンのポケットにはその現金とスマホだけかな。あと、家の鍵もたまに入れてる。普段はネックストラップで首にかけてる。

 200ドル以上の現金はジップロックに入れてバッグの奥の方に入れてる。これも基本的に常に身につけてる。シャワーのときもパスポートと同じようにしてる。現金がなくなってもアウトになるしね。

 

荷物

 荷物は、一人旅のときは、60リットルのバッグパックと小さいショルダーバッグを使ってる。

 バッグパックの方には服とかテントとか寝袋とか本とかサニタリーセットとか、まぁ盗られてもいいようなものを入れておいて、ショルダーバッグのほうにちょっとした貴重品やタブレットなどを入れてる。

 宿でもバッグパックはとりあえずベッドの脚などにワイヤーロックをかけて固定して上からシーツを掛けてなるべく目立たないようにさせる。普通に見ると人が寝てるように見える。

 ショルダーバッグのほうはラウンジに行くときもトイレに行くときも常に携帯。レストランとかで机の上や椅子の上に置くときも、なるべく人目から隠すのと、椅子の脚にストラップを引っかけて簡単に盗られないようにしてる。

 普段のときは、20リットルくらいの小さいバックパックを使ってるんだけど、これには全部つっこんじゃって、肌身離さないようにしてる。職場でトイレにいくときも。マジで同僚とかも盗るからね。盗らないまでも勝手に開けてなんか使ってたりする。

 ナミビアにおいては荷物を分離しておくのって意外と重要で、タクシーやコンビでもでかい荷物は車内に持ち込めなくて荷台とか屋根の上とかに入れるようになって、壊されやすいし盗られやすいので、貴重品とどうでもいい品の分離は大切だと思う。まぁ飛行機と一緒だよね。

 テント泊しないコンビ旅のときは、20リットルのバッグパックとPEPのビニールバッグを使ってる。このときはPEPバッグにどうでもいい品をつっこんでる。

 あと、普通に町を歩くときは後ろにバッグパックを背負うスタイルでいいんだけど、モールの中とか人が多くいるところでは前に背負うようにしたほうがいい。気づかないうちに開けられて何か盗られてるから。アジア人は弱そうだし目立つから常に荷物は狙われてると思った方がいい。バッグに何にも入ってないときはたいして気にしなくていいし、ダイヤルロックをつけておけばまぁ問題はないです。

 

タクシー・コンビ

 まず酒を飲んでるのはアウトですね。あとは異常に積極的に喋るドライバー。このタイプは運転してる途中で酒を飲み出したり、スピード狂だったり、遅い車をめっちゃ煽ったりして危ない。ちょっとだめなおじさんくらいのドライバーがちょうどいい。

 荷物に関しては、荷台用と車内用とに分離しておいたほうがいいのと、車内での盗難はそんなに気にしなくていいと思う。ポケットから財布やスマホが落ちないように気をつけておけばいい。

 ナミビア人のおばちゃんはたいてい安全というかいい人が多い。よく喋る若い男とかおっさんはちょっと注意が必要。車を降りるときには、自分の落としたものとかがないか必ずチェックした方がいい。もし落としてたら100%戻ってこない。

 旅の日本人を家に泊めたときに、合い鍵を貸したんだけど、ポケットに入れてたらタクシーの中で落としたらしく、合い鍵を使って侵入されて殺されたらたまらないので、すぐに全部の鍵を交換させた。降りる前に必ずチェック、これ大切。トイレ休憩などで車を離れるときも荷物は必ず持っていく。荷台の荷物はまぁたぶん大丈夫でしょう。

 

自宅

 今は庭にガードマンが24時間常駐してるから、特に問題はないんだけど、いなかったときは、明らかに誰かが庭を歩き回った足跡が残ってるときもあって、なかなか緊張感があった。特に窓の周辺とか。

 ガードマンがいない家の人は、窓周辺には荷物とか置かないように気をつけた方がいい。暑いからといって窓を開けて寝てると、鉄格子の隙間からでも手を入れてきて何かを盗ろうとする。

 トイレの窓の鉄格子も、狭いからといって油断して窓を開けっ放しにしてると、鉄格子を機械で切られて中に侵入されてたりする。近所の中国人はその方法で強盗に入られて殺されてた。

 外出時は窓もカーテンも完全に閉めて、中を覗かれないようにしたほうがいい。長期に留守にする場合は、民間のガードマンを雇っ常駐していてもらい、部屋の明かりもつけっぱなしにしておく。まぁ、盗られても困るような物を置いておかなければ適当にしてても大丈夫でしょう。

町を歩くとき

 Runduでは、日が出ているうちから強盗が出てくる可能性は低いので、太陽の出ているときはそれなりにリラックスして町を歩ける。夜は歩いてないのでわからないけど。

 WindhoekとかOshakatiなどの都市部は、日が出ていても人通りの少ないところは襲われるので、どんな場所でも歩くときは30メートルおきくらいに後ろを振り返って、変な人間がついてきてないかを確かめてる。

 あとは、前方の障害物というか死角になって見えない部分に何かが隠れてないかとかを。壁沿いなども視野が狭くなるのでなるべく歩かずに、広く全体が見れるポジションを取れるようにしてる。

 ショッピングモールなんかでも、モール内で犯罪者に目をつけられて後をつけられて、人通りが少なくなったあたりで襲われるということがあるので、後ろを確認することは常に心にとめておいたほうがいい。僕も何回かあきらかに不審な男たちに後をつけられたことが首都である。すぐタクシーに乗ったけど。

 

 あと3項目くらいあったんだけど、またまた長くなって3,000文字を超えてきたので、次回に分けることにします。

 

 こういうブログ形式だと、やっぱり2,000~3,000文字くらいが一番いいんですよね。僕の場合はですけど。それを超えると読むのも大変になってくる。PV数稼ぎみたいに500文字くらいで何度も次のページにさせてくるのもイライラしますけど。

 

 そんなわけで、次でラストになります。番外編も書きたくなってきたから書くかも。

 

 しかし、村上春樹も書いてたように、こういうネガティブなことってすごく言語化しやすいんですよね。相手を褒めることや相手がのいいところを伝えるというのは、どんな言葉を使ってもなんだか嘘くさく感じられてしまうし、言葉にして書くということが僕にとってはけっこう難しくもあるんですが。世の中に、愚痴ばかりを言ってる人がいるように感じてしまうのもよくわかる気がするんですよ。言語化しやすいからでしょうね。

 ただ、やはりそのへんは気をつけていきたいなと僕は思うわけです。言葉にしやすいことをただ書くんじゃなくて、言葉にしにくいことをきちんと書けるようになりたいな、と。まぁつまり、ネガティブなことはあんまり書きたくないんですけどね。

 といいながら、残りではうざいナミビア人のあしらい方とか書いちゃって、かなりナミビア人をディスってるわけではありますが。

 

 ではでは