国境の南、太陽の西

さよなら おやすみ またあした それじゃね

ナミビアをめぐる冒険 Etosha NP

 書こう書こうと思いつつ、ずっと放置してしまっていたエトーシャ国立公園に行ったときの旅行記です。

 もうあれから1年以上が経ったんだなぁ。たしか2014年の11月22日~24日に行った。

 

 最終報告会の終わったあと、ちょっと旅行にいったり、旅先で体調を崩して寝込んだりしてる間に3週間も過ぎてましたね。残り21日か。というか、2015年もあと少しですなぁ。クリスマスなんて明後日じゃないか。おそろしいおそろしい

 

 帰国まであと21日となり、同僚もみんな休暇に入ったので、残りの期間ではナミビア生活で書き残してたことなどをまとめておきたいと思います。エトーシャ、ソーサスフレイ、スワコップムンド、オマルルのことなどなど。

 

 エトーシャ国立公園は、自分たちでレンタカーを借りて公園内を好きなように走るのが楽しそうではあるんですが、青年海外協力隊では車を運転することが禁止されているので、僕は現地ツアーを利用して2泊3日の旅行をしてました。

 利用したのは、ワイルドドッグサファリという会社。↓

  日本人の人もけっこう利用してるようで、ナミビアであった人で同じツアーに行ったよというひとが2人いました。

 僕の行った1年前は、N$3,800だったんですが、値上がりしてるみたいですね。まぁ、資源価格の暴落で南アのランドも対ドルで安くなってるし、しょうがないでしょう。ナミビアドルは弱いですからなぁ。ゲストハウスやバックパッカー宿の料金も上がってる。

 

 日程は、簡単に言うとこんな感じでした。

 

1日目:

 8時頃に宿に迎えがくる。→会社にいって簡単な手続き&同じ車のメンバーとガイドで自己紹介→9時頃に出発→途中の町で買い物→国道沿いの休憩所で昼ごはん→3時頃にエトーシャ国立公園内のオカクエヨキャンプ着→テントを張ったりしてから4時頃にサファリに出発→7時頃にキャンプサイトに帰着→ご飯→シャワー浴びたりしてから就寝

 

 僕がいったときは、日本人が僕ひとりで、フィンランド人の女子大生が3人、20代半ばのドイツ人男性が3人、40代のドイツ人夫婦が1組、50代?のドイツ人男性がひとり、年齢不詳のスイス人女性がひとりでした。

 ガイドはミルナーという人でアシスタントがアリ君。ワイルドドッグでツアーに行った人はだいたいこのミルナーさんがガイドになるみたいで、その後にあったワイルドドッグを利用した旅の人たちもガイドはミルナーだったよ、と言ってた。面白い人です。

 

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 オカクエヨのゲートのあたりですね。ここを越えるとすぐにインパラやスプリングボックがいました。前に止まってるような観光バスで来て、キャンプサイトのところでサファリ用のジープに乗り換えてるツアーもありました。たぶん3時頃のはず。

 

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 オカクエヨのキャンプサイト。右のほうにはヴィジターセンターもあり、そこでキャンプサイト使用料を払ったり、動物の目撃情報をみたりする。真ん中のタワーは、ドイツ人が監視用に作ったもので、上ることもできる。わりと眺めはいい。

 ここは、キャンプサイトの近くに水の湧き出る泉があり、夜中でもゾウやサイなどが水を飲みに来るので、夜でも楽しめる。ごく稀にライオンやヒョウも水を飲みに来るらしい。炊事場もシャワーもとても綺麗で使いやすかった。テントは、各グループにひとつで、ひとりで参加した人たちは一人で4人用くらいのテントを使った。

 ご飯はガイドとアシスタントが作ってくれるんだけど、この日はたしかカレーのようなものだった気がする。昼はサンドウィッチだった。キャンプサイトのほうには、残飯をあさりにジャッカルがうようよしてるのでわりと注意が必要。まぁ襲われることはなかったけど。

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 スプリングボックとシマウマ。

 

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 黒サイかな。口の形が三角か四角かで白サイと黒サイを見分けられるんだけど、どっちがどっちだったか忘れてしまった。たしか三角が黒サイだったはず。

 1日目の夕方のサファリでは、ほかにも、キリン・ゾウ・スポッテッドハイエナ・オリックス・インパラ・スプリングボック・ブルーワイルドビースト・ダチョウなどが見れた。

 

 

2日目:

 6時頃に起きて泉に動物がいるか見る。→朝食→テントを片付けて8時頃出発→次のキャンプサイトまで移動しつつサファリ→ハラリで昼食休憩→再び移動してサファリ→2時頃ナムトニキャンプサイト到着→テント設営などをして休憩→4時頃に夕方のサファリに出発→7時頃キャンプサイト帰着で夕ご飯→シャワーを浴びて就寝

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 朝食は、パンと牛乳とジャムとヨーグルトとか簡単なものだった。

 朝からライオンがいてとてもラッキー。ネコ科だからなのか、ほんとにネコみたいにダラダラしていた。スプリングボックもわりと近くで草を食べてて、のんびりしたものだった。他にもシマウマやワイルドビースト、キリンなどなど多数。

 

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 今回、とてもラッキーだったのはヒョウを見れたこと。ガイドのミルナーさんも1年ぶりにみたとか言っていた。普通に草むらでダチョウを食べてた。

 肉食動物は基本的に仕留めた獲物をその場で食べるから、どこそこでヒョウやらライオンやらが獲物を食べてたという情報があると2,3日は同じ場所で見れる確率が高いらしい。ちょうどインフォメーションセンターにヒョウのことが書いてあったのでその場所に来てみたらやっぱり数日前と同じでダチョウを食べてた。わりと要チェックなんですな。ちなみに情報ノートはこんな感じ。↓

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 午後になると肉食動物は見れなくなったものの、たくさんのスプリングボックやレッドハートビーストなどなど。

 

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 たぶん13時くらい。

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 ゾウもたくさんいましたね。車道をなぜか好んで歩いてて、正面から向かってきてた。ゾウの目がやっぱり深い洞察力に富んでそうな気がして好きなんですよ。

 

 昼ご飯はハラリというキャンプサイトのところでハンバーガー。手作りハンバーグで美味しかった。サラダもちゃんとつけるところがわりと好感。このハラリというところは、レストランもおみやげ店もしっかりしてて、ガソリンスタンドもある。

 ここも泉のわき出るところがあって、動物があつまってるのを見ることができる。僕の時はシマウマがたくさん寄ってきていた。

 エトーシャ国立公園のちょうど中間地点にあるので、泊まるというよりはちょっと立ち寄るくらいの場所になってしまうけど、3泊とかするならここに泊まるのも十分にありだと思う。

 

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 わりとレアなブルークレーンもみれました。鶴ですね。綺麗でした。

 

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 見渡す限りの草原なので、雨が降ってるところもよくわかります。雨季だとこういうのも面白いですね。たぶん2時前くらい。

 

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 道路をレオポルドタートルも歩いてたりします。サンブッシュマンがこの亀の甲羅を使ったアクセサリーを好んでつけてますね。ナミビアなんとかリクガメとかいう名前だった気がします。

 

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 ダマラディックディックもわりと珍しいみたいですね。すごいちっちゃくて柴犬くらいの大きさなのに目がとても大きくてかわいらしい。まぁとても臆病で近づくとすぐ逃げちゃうんだけど。これは夕方のサファリのときかな。

 

 夕食はステーキなどで豪華だったように思う。ツアーで最後の夜ということで、今回の感想とかを言い合ってた。

 

 

3日目:

 5時頃起床→6時頃に朝食前のサファリに出発→8時頃にキャンプサイトに帰着→朝食を食べてからテント撤収→9時頃→Windhoekに向けて出発→オカハンジャのクラフトマーケットで休憩→4時頃にWindhoekに着→各宿にメンバーを送迎して解散

 

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 3日目は朝食前に早朝のサファリに出発した。公園内を走れるようになるのは日の出以降なので、6時過ぎから2時間程度のサファリドライブ。特に新しいことはなかったけど、ハイエナが水浴びしてるのはおもしろかった。

 他には、インパラやワイルドビーストやキリンなど。キリンはほんとに何度も遭遇して、もういいですという感じになってた。

 朝食はベーコンエッグのようなものとパンやミューズリーだったような。

 

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 首都に向けて帰る前に記念写真を撮ったりもした。わりといいメンバーだったと思うんだよね。

 ドイツ人夫婦の2人とは、このあとのソーサスフレイツアーも一緒だった。

 フィンランド人女子大生は、ナミビアの強い太陽をしっかり浴びようとなぜかすぐ脱ぎだしてた。たしかにフィンランドに帰ったら季節は冬だから、太陽が昇ってる時間なんてほとんどないらしいんだよね。

 ドイツ人の若者達はずっと浴びるようにビールを飲んでた。面白い人たちだったな。

 

 Windhoekへの道中ではもうみんな疲れて寝てたね。

 オカハンジャのマーケットでは、特に買う物もなくて、僕は鉱石を500円分くらい買ったんだけど、みんな何も買ってなかった。売り方も悪いんだよな。ふっかけて高値で売ろうとするし、無駄に交渉させようとしてくるし。

 

 最後は車内でみんなと連絡先を交換したりしてた。

 現地ツアーに参加すると、違う国の人も多くて、ひとりだけで旅をしているときや日本人だけで旅をしてるときとは違う経験もできるし、違う国の知り合いもできるのでわりと楽しいと思う。

 

 次はソーサスフレイに行ったときのことなどを。

 

 ではでは

 ごきげんよう