ナミビアの美術館・博物館まとめ
ナミビアにある博物館をまとめてみました。なるべく全部行きたいと思ってたんですが、やはり行けませんでした。まぁ日本の2倍の国土面積なんだから仕方ない。
国が運営してるところから、個人がやってるものまでありましたが、やはり白人が経営している博物館のほうが面白いですね。国が運営してるところは、たいてい政治的なアピールだけになってしまってつまらないです。
National museum of Namibia (Windhoek)
首都にある国立博物館。サンブッシュマンの展示やドイツ植民地時代のドイツ人の生活の展示もあるんだけど、基本的にはナミビアの独立戦争のことやそのときの黒人の指導者のことの展示がメインで、はっきりいって見ていてつまらない。与党のSWAPOの宣伝ばかり。無料なので一回みておけばもういいやという感じ。
National art gallery (Windhoek)
首都にある、国立の美術館。定期的に企画展などもやってるみたいなんだけど、僕がいくときはなぜかいつも休みになってて、受付の人の態度も悪いしいい印象は持っていない。というわけで訪れる価値があるのかどうかはよくわからない。
Trans namib transport museum (Windhoek)
首都のWindhoek駅の2階にある鉄道博物館。ドイツ人がどうやって鉄道を敷いてきたかの歴史やその時代の道具などが展示されている。わりと面白かった。入場料はN$15だった気がする。
Crocodile ranch (Otjiwarongo)
オチワロンゴという町にあるワニの動物園。食用にしたり革を取ったりしてるよう。行きたかったけどいってない。併設のレストランでワニ肉が安く食べられるらしい。ワニの肉ってかなり美味しいんだよね。ここは他の隊員が行って、まぁそれなりに面白かったといってたので、次にナミビアに遊びに来たときには寄ってみたい。5年後くらいかな。
Outjo museum (Outjo)
行けてない。残念。エトーシャ国立公園に行くときに目の前は通り過ぎたんだけどね。
Tsumeb mining museum (Tsumeb)
ツメブの鉱山博物館。ヒンバ族やサン族などの各部族に関する展示やドイツ軍の銃や制服・大砲などから、ツメブ鉱山でとれた鉱石までかなり充実した展示内容。
何度行っても飽きずに見られそう。白人が経営しているので、展示もしっかりしている。僕はナミビアで4番目にお気に入りの博物館。
German fort & museum (Grootfontein)
ナミビアで一番気に入っている博物館。館長のおばさんもすごくいい感じ。隣に学校も併設されてて、白人の子達が勉強してた。ここも、旧ドイツ領時代の生活調度品やナミビアの各部族の展示、近郊の鉱山でとれた鉱石の展示がされている。
2階にはヒョウやクドゥの剥製もあった。
小高い丘の上にあり、周りは学校や民家なので、とても静かで落ち着いた雰囲気。
コーヒーとか持参していくとのんびりできそう。
Nakambale museum (Ondangwa)
行けてない。ナミビアのオバンボ族のことをメインにしてるらしいんだけど。場所が町から離れてるから行きづらいんだよね。
Swakopmund museum (Swakopmund)
おそらくナミビアで一番展示物が充実している博物館。動物の剥製コレクションはほんとにすごいと思った。オットセイやペンギンの剥製もある。
鉱石に関しては、ツメブよりも劣るけど、わりとそろってた。ヒンバ族やサン族の展示もあり。珍しくナマ族のものもあった。
あとは、植物の化石や分布、ドイツ人の暮らし、あとドイツ車のミニカーコレクションみたいなのもあった。
ここは、動物や昆虫の標本コレクションがほんとに充実してるので、かなり楽しめる。入場料はN$25だったかな。ミュージアム周辺にはビーチもカフェもあるので、すごくのんびりするのにちょうどいい。
National marine aquarium (Swakopmund)
ナミビア唯一の水族館。
日本にはいないような魚の展示もあって面白かった。哺乳類とか鳥類はわりと名前や特徴も覚えやすいんだけど、魚類はなかなか見る機会もないので、ナミビアの魚っていうと全然知らなかったのでかなり勉強になった。魚類の本も本屋で買ってしまった。
規模的には小さいんだけど、ナミビアにしてはよく頑張ってると思う。入場料は外国人がN$40でナミビアに住んでたらN$10だった。白人も黒人も子どもははしゃぎまわってた。わりとうるさいんだけど、水槽を眺めてるとそういう雑音も気にならなくなるから不思議なものだね。
水族館のまわりには、観光客に水晶とかマカラニとか売りつけようとしてる人が多いので注意が必要。コンテナ屋台のパンケーキはとても美味しかった。たしか1枚N$5だった気がする。できたては美味しいんだよね、ほんと。
Kristall galerie (Swakopmund)
世界最大の水晶が目玉の鉱石博物館。
鉱山の内部を模した通路もあって、わりと楽しめる。博物館なのに、宝石ショップが中にたくさんあって、中国人がたくさんいた。エロンゴやスピッツコップのトルマリン、アクアマリン、トパーズなどが取り扱われてて、きれいに並べられてた。
博物館の展示に使われてるアクアマリンやトルマリンなどは、わりと商品にならないような感じのが多かったんだけど、かなりの種類があって楽しめる。
おみやげに安い水晶とかもあるんだけど、路上で買ったほうが安いかな。
入場料はN$20だったと思う。
Living desert snake park (Swakopmund)
スワコップの桟橋近くにある、ヘビを集めた博物館。
ナミビアでもヘビはそこら中にいるんだけど、夜行性だったり、人間の足音を聞いて隠れちゃってるからなかなか見つけることができないので、こういう博物館はありがたい。ホルマリン漬けになったコブラとかは他の博物館でもあるんだけど、生きてるのを見られるのはなかなかないので。
基本的にナミビアにいるヘビは猛毒を持ってるばかりなので、黒人の適当な管理で逃げ出してないか心配なんですが、まぁ大丈夫でした。一応博物館内に救護室もあって血清も準備されてるらしいので、噛まれてもなんとかなるみたいです。
コブラとかブラックマンバとかアダーとかを実際に見れるのはほんと勉強になる。
なにげにカメレオンやトカゲもいました。入場料はN$60。ちょっと高いね。
Walvisbay museum (Walvis Bay)
行けてない。残念。スワコップで体調を崩さなかったらなぁ。
Town museum (Keetmanshoop)
ナマ族についてメインで展示しているミュージアム。キートマンはナマ族がメインだからだと思います。わりと展示品は少ない。ドイツ軍の武器などもあります。
Agriclutural museum (Maltahohe)
行けてない。この町自体も行ってないので、またナミビアにきたときには寄ってみたい。農業の盛んなところらしいんだけど。
Luderitz museum (Luderitz)
鳥類の剥製がとても充実してる。アフリカンフーピーとかいうキツツキの仲間みたいなのはここの剥製でしか見たことない。他にもオラニエムンドやコールマンスコップで採れた鉱石やナミビア開拓の歴史などが展示されてる。
ドイツが一番最初に上陸したのがリューデリッツだったので、初期のドイツ人の暮らしなどが絵で示されてる。昔の地図や家の写真などを見ていると、現在のリューデリッツとほぼ変わっていなかったり、百年近く前の家も残ってたりして、とても面白い。
調度品などは少ない。開いてる時間が短いので、わりと見に行くのが大変。館内は写真撮影禁止だった。
わりとお気に入りのミュージアム。
僕はわりと博物館とか美術館などが好きで日本でもけっこう初めての土地を訪れるときはなるべくその土地の博物館などに寄ったりしてたんだけど、ナミビアみたいな国でも各町にひとつくらいはそういう施設があったりしてうれしい。
だいたいは旧ドイツ領時代の子孫にあたる人たちが運営してて、その管理もしっかりしているので、規模は小さくても見ていて楽しめる。
ナミビアを旅したときは、ほんの少しの暇つぶしにこういう博物館をみてみても楽しんじゃないでしょうか。
ではでは