国境の南、太陽の西

さよなら おやすみ またあした それじゃね

ナミビアをめぐる冒険 Sossusvlei

 こちらも、書こう書こうと思いながら一年が過ぎてしまった、ソーサスフレイに行ったときの旅行記です。2014年11月25日~27日かな。

 

 このときも現地ツアー会社を利用しました。ワイルドドッグサファリ。値段と内容とサービスの質を考慮するとやはりこの会社に落ち着くんですよね。↓

www.wilddog-safaris.com

 

 この時のメンバーは、エトーシャにも一緒にいったドイツ人夫婦、カナダ人女性ひとり、タイ人男性ひとり、ブラジル人男性ひとり、クロアチア人男性ひとり、ポーランド人夫婦、ドイツ人女性2人、フィンランド人女性ひとり、イギリス人男性ひとりでした。あと日本人の僕。

 バックパッカーが多かったですね。ソロや二人だけだとレンタカーを借りても高くつくし、人数が少ないときは現地ツアーを利用した方が安くあがるかもしれません。まぁ現地ツアーでしかできないこともあるので、僕はわりとこちらをおすすめするんですが。

 日程はこんな感じでした。

 

1日目:

 8時頃に宿に迎えがくる。→本社にいって簡単な手続きと自己紹介→9時頃出発→途中の町で買い物→道路沿いの木陰で昼食→ソリテアという町で休憩→4時頃セスリムキャンプサイト着→テント設営など→エリムデューンに夕日を見に行く→7時頃キャンプサイト帰着→夕食→天体観測をしたりシャワーを浴びて就寝

 

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 ソリテアの町のあたりかな。人口は増えたり減ったりしながら70人くらいが住んでるらしい。入り口に看板があって書いてある。ガソリンスタンドとカフェがあって、ここのアップルパイは旅行者に人気らしい。僕はそのとき知らなくて食べてなかった。水も買える。食料とかはあまり売ってないので、Windhoekから70キロくらいにあるリオボスという町で買っておいたほうがいい。

 昼食は、山の中の道沿いでサンドウィッチだった。リオボスからセスリムキャンプサイトへの道は全部砂利道で、山の中を抜けていったり草原を駆け抜けたりするので、クドゥやダチョウやオリックス、ワイルドビーストなどもよく見かける。スプリングボックもよくいたなぁ。

 1日目は基本的に移動がメインで、夕方にキャンプサイトから5キロくらいのところにあるエリムデューンという砂丘に、夕日が沈むところを見に行くんだけど、ここから見るナミブナウクルフトマウンテンが夕日に照らされてかなり綺麗だった。

 夕食は、ビーフシチューのような煮込み料理だった気がする。ドイツ人女性二人組がベジタリアンで、肉・魚・卵・乳製品も採らないというのでガイドも大変そうだった。

 ナミブ砂漠は、世界でも有数の星が綺麗に見える場所なので、夜は少し天体観測をしていた。こういうときに、星座表とかスターチャートのアプリがめちゃ役に立つ。実際、本当に綺麗だった。

 どうしてナミビアが世界的な星空観察スポットなんだろうと思ってたら、ネットにこんな記事があった。納得。

 

世界でたったの3ヶ所!「世界一綺麗な星空」に選ばれた場所をご紹介 | RETRIP

ナミビアは世界で3番目に星が綺麗に見えるという噂は聞いてたけど、ここに根拠があったのねー。

2015/11/03 02:41

  テントは、今回ソロツーリストが多かったので、タイ人男性と一緒だったんだけど、あまりにもいびきがひどくて眠れないので、外に出て寝袋にくるまりながら星を見て眠った。砂漠で乾燥してるからか蚊も虫もいなかったし、ちょっと寒いけど寝袋とダウンジャケットでなんとかなるくらいだったから、外のがいいかも。星もずっと綺麗だし。2日目の夜も同じように寝てた。

 

 

 

2日目:

 4時半頃起床→デューン45に向かう→デューン45の頂上から日の出を見る→7時半頃デューン45の麓で朝食→デッドフレイに向かう→2WDでいける最深部に車を止めて砂漠を5キロほど歩いてデッドフレイへ向かう→NWRの送迎車で車に戻る→キャンプサイトに戻ってプールに入ったり昼寝したり散歩したり→5時頃セスリムキャニオンに行き夕日を眺める→夕食→天体観測をしたりシャワーを浴びて就寝

 

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 赤い砂漠のソーサスフレイは本当に赤くてびっくり。古い砂漠ほど砂粒が細かくなり赤く見えるようになるのだそう。世界最古の砂漠といわれているだけありますね。

 デューン45はそんなに高い砂丘じゃないんだけど、やはり登るのは疲れました。観光客は日の出を見ようとみんな登ってて、100人以上いたんじゃないかな。南アからの人たちがとても多かった。みんな白人。黒人は自然とか動物とかほんとに興味ないんだよね。

 朝食はベーコンエッグとパンやミューズリー砂丘の麓で食べました。他のツアー会社もみんな同じような感じでしたね。砂丘と朝日を見ながら食べるご飯もなかなかいいもんです。一応トイレらしきものも整備されてました。

 

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 ソーサスフレイはずっと砂丘ばかりがあるわけじゃなくて、何万年だか何千年だかの昔は川が流れていたらしく、その川の跡地みたいなところに道路があってその左右に砂丘がずっと続いています。まぁ道路の終点からはずっと砂丘ばかりになるわけですが。しかし、ここでアスファルト舗装の道路があるというのはほんと驚きですね。どうやって材料運んできたんだろ。工事するほうもきつかっただろうしねぇ。昼は45℃で夜は3

℃とかになる環境はきついよなぁ。

 

 朝食後は、2WD自動車でいける最後の駐車場に車を止めてデッドフレイまで5キロほど歩いてました。

 デッドフレイに行く方法は、4WDの車で自分で運転して最後までいくか、2WD車出来て最後の駐車場に車を止めて、ナミビアワイルドライフリゾート(NWR)という国の観光局みたいなところがやってる送迎車を利用するか、歩いていくかになるんですが、個人旅行で砂漠を歩くのはなかなか難しいというか確実に道に迷いそうなので、そのへんはやはりツアーでガイドがいることの強みかなと思います。

 砂漠といっても砂丘を越えたり、草原のようなところもあったり、毒蛇やサソリがいたりオリックスが走ってたり、ダチョウがいたりと、わりと楽しい5キロウォークでした。そしてかなりキツイ。高齢の人はさすがに耐えられないんじゃないかな。ガイドは水を2リットルもっていかないといけないといってたけど、3リットルはあったほうがいい気がしました。暑いし、乾燥してるしね。あと、帽子とかサングラスは絶対。

 デッドフレイのすぐそばに、世界で一番高い砂丘ビッグダディというのがあるんだけど、僕はデッドフレイについたときにはもう水がなくなってて、そこからさらに300メートルの高さの砂丘を登るにはもう無理だなという感じだったのであきらめました。水とスニッカーズがあれば体力回復して登れてたな。

 

 

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 デッドフレイは、昔の水たまりというか沼だったようで、枯れたアカシアの木が何本も残ってます。普通に写真をとるだけで、空の青と砂漠の赤とデッドフレイの白がほんとによく映える。

 微妙に水が集まってくるのか草も少し生えてるので、オリックスなんかがエサを探して歩いてたりします。

 しかし、ここに来るまでに3時間ほど砂漠を歩いてて、昼になるにつれて気温もどんどん上がってくるので、なかなかきついんですね。

 

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 4WDでこれる最後の駐車場のところには案内看板もあります。

 ここでNWRの送迎車を待ちます。10人乗りくらいのジープ2台なので、人数が多いとかなり待たされることになります。

 

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 キャンプサイトの帰り道の途中には砂漠を背景にオリックスがいたりとか。彼らは砂漠でも森林地帯でもどこでも生きていけるらしく、ナミビアの国章にも使われてます。

 昼ご飯は何食べたんだっけなぁ。忘れてしまった。

 キャンプサイトに戻ってからは、プールに入ったり(砂漠にプールがあるんですよ!)、昼寝をしたりして思い思いの時間を過ごします。近くのガソリンスタンドにインターネットカフェもあります。わりとおみやげ類やら書籍もそろってました。

 

 夕方になって、キャンプサイト近くのセスリムキャニオンに夕日を見に行きました。ここは、川の流れで浸食された土地で、峡谷の底の方にはまだほんの少し水が湧いてたりしてバブーンなどの猿やら鳥がいます。

 夜ご飯はステーキとかソーセージとかポテトだったと思います。

 天体観測したりしながら就寝。

 2日目が完全にメインで盛りだくさんで、わりと疲れるので、この日に体調のピークを持ってくるように調整しておいたほうがいいと思います。なんてアスリートのようですが。

 

 3日目:

 7時頃起床→朝食→テント片付けなど→Windhoekに向けて出発→リオボス周辺で昼食→15時頃宿に送迎完了

 

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 この日は、移動だけになるので、特にやることもなく記念撮影したりしてました。

 行きのルートとは違った道を通るので、砂漠の中の村の様子とかも見れて面白かったです。

 

 

 このツアーもエトーシャと同じで少し値上がりしているようですが、とてもおすすめなので気になる方がいればぜひ。

 

 エトーシャと違ってソーサスフレイに行く道は人通りも少ないし砂利道でパンクも多いので、車の修理スキルとか英語での交渉力に不安のある人はツアーのがいいかもしれません。

 

 

 ではでは

 ごきげんよう